Language: 日本語

駅の名前

Written on 6月 15, 2025.Tagged with

誰もいない夜の駅。

到着しない列車を待ち続けているまなざしは、
世紀末の気配を吸い込みながら、
切なさと深い豊かさで澄んでいる。

ホームの灯りが今にも消えそう。

無関心な空。

静かだ。

ホームには眼差しだけが残されている。

  • 6月 15, 2025
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  • poem

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